モリッツ・グロスマン創立15周年を記念するアニバーサリーモデル

「バックページ・グリーン」 「トレンブラージュ15thバースデーエディ [...]

「バックページ・グリーン」

「トレンブラージュ15thバースデーエディション」を発表

モリッツ・グロスマンはマニュファクチュールの創立15周年を記念し、2つの特別なモデル、バックページ・グリーンとトレンブラージュ15thバースデーエディションを発表します。

15年前にドイツのザクセン州グラスヒュッテに工房を設けて以来、独自のウォッチメイキングを続けてきたマニュファクチュールは世界的な評価を得た19世紀の時計職人モリッツ・グロスマンの名を受け継ぎ、伝統的な技法に最新の技術を合わせています。自社で製作される時計とそのムーブメントは美しさと機能性、どちらの面でも新たな基準を打ち立てています。

モリッツ・グロスマンではキャリバーの設計、専用工具の製造、パーツに施される精巧な仕上げや二度組みを行うムーブメントの組み立てまで、すべて職人の知識と手仕事で実現しています。時計一つ一つに、最先端の製造技術と伝統的な職人技が組み合わされています。現代では珍しいことですが、ダイヤルを飾る針も一本ずつフォルムを整え丁寧に磨き上げ、手作業で焼き戻しています。

BACKPAGE Green in rose gold & platinum

モリッツ・グロスマンの名を130年ぶりに現代に蘇らせた、自身も時計職人であるグロスマン・ウーレン社CEOクリスティーネ・フッターは次のように話しています。

「グロスマンの作品に出合い彼の功績がいかに重要なものであるかをすぐに悟りました。優れた時計職人として自身の持つ知識を広めることに注力した彼の時計への関心はもとより、政治の分野でも社会へ大きく貢献した優れた人柄と、そして残された彼の作品に魅了されました。彼はグラスヒュッテだけでなく、時計産業の歴史にとって大切な存在です。モリッツ・グロスマンのマニュファクチュールでは、シンプルでありながら完璧な時計という彼のウォッチメイキングの理念を継承し、最先端の技術と歴史的な伝統技法を結び付けています。」

モリッツ・グロスマンのウォッチメイキングを記念する新たな限定モデル、バックページ・グリーンとトレンブラージュ15thバースデーエディションがコレクションに加わります。

TREMBLAGE XV Birthday Edition in rose gold

世界限定各25本のバックページ・グリーン

卓越した技術と美学を併せ持つバックページはパーツに施される美しい仕上げをダイヤル側に見ることができます。大きくカットアウトしたプレート越しに、自社製のテンワ、花模様の施されたテンプ受け、三段のサンバースト仕上げが施された角穴車など、キャリバー107.0の細部に及ぶ仕上げの数々をじっくりと見ることができます。

基幹キャリバーを鏡で映すかのように反転した新しいムーブメントを搭載したバックページはモリッツ・グロスマンの新たなアイコンとなっています。秒針に用いられるゴールドシャトンもデザインのアクセントになっています。また、ケースバック側からは独自の手巻き機構を見ることができます。

新たな限定モデルとなるバックページ・グリーンは深みのあるグリーンで彩られており、歯車やテンワの色合いを際立てます。グリーンの色調とやわらかく輝くパーツの仕上げが腕もとに華やかな印象を与え、ブラウンバイオレットに焼き戻された針と調和します。

伝統を受け継ぎ再解釈した自社製キャリバー107.0

自社製キャリバー107.0は、これまでのコレクションではケースバック側からしか見ることのできなかった美しいパーツをダイヤル側にセットするため新たに設計されました。一見するとムーブメントを単純に反転させただけのように見えますが、実際には反転した歯車の回転方向を調整し適切に機能させるため多くのパーツが再設計されています。丸穴車と角穴車の間に新たに追加された中間車が、香箱の回転方向とともにムーブメントの歯車全体を逆方向に回転させます。鏡に映したかのように反転した脱進機と調速機により、輪列は正しく動きます。

また、ヒゲゼンマイの巻き上げ方向も同じように反転しています。ダイヤル側、ケースバック側どちらの機構も細部まで完璧に手仕上げされています。

2つのバリエーション

バックページ・グリーンはローズゴールドケースとプラチナケースの2つのバリエーションがあり、それぞれ世界限定25本のリミテッドモデルです。ローズゴールドモデルには18Kローズゴールド製アプライドインデックスを合わせ、ブラウンストラップを採用しました。

プラチナモデルには18Kホワイトゴールド製のアプライドインデックスとブラックアリゲーターストラップを合わせています。

世界に1本だけのユニークピース「トレンブラージュ15thバースデーエディション」

マニュファクチュールの創立15周年を記念し、モリッツ・グロスマンは伝統的な彫刻技法であるトレンブラージュ仕上げを施した新たな限定モデルを発表します。

エングレーバーはビュランと呼ばれる工具の角を地板に押し当て、そのまま前後左右に細かく動かし続けます。この技法はその動作が表す通り、フランス語で「震え」を意味する「トレンブラージュ加工」と呼ばれるようになりました。トレンブラージュ彫刻を施すためには、繊細で時にダイナミックな動作を絶えず相応の力加減で続ける必要があります。均一な仕上がりを得るためには、多くの忍耐と熟練した経験を要します。

温かみのあるジャーマンシルバー製のダイヤルに彫金を施しざらつきのある印象的な質感へと仕上げています。

アラビア数字のインデックスとスモールセコンドのスケール、そして19世紀に用いられていた「M. GROSSMANN」のロゴがくっきりとダイヤルに浮かび上がります。これらは一枚の地板をインデックスやスケールのラインに沿って彫ることで立体的に形作られており、ダイヤルと一体です。シャープに仕上げられたエッジは際立ち、数字や文字の表面部分にはポリッシュ仕上げが施されます。

15周年記念モデルのダイヤルにはマニュファクチュール創立年と現在を意味する「2008-2023」と「15」の数字が刻印されています。文字盤に当たる光の反射により、この特別な刻印を時にはっきりと浮かび上がらせ、また時に地のトレンブラージュ仕上げに馴染ませます。

ブラウンバイオレットに焼き戻された自社製の針は創業時から変わらず追求し続けているモリッツ・グロスマンのクオリティの高さを表しています。

洗練された自社製キャリバー100.1

美しいトレンブラージュダイヤルの裏側には、自社製手巻きムーブメント、キャリバー100.1の精微な仕上げを見ることができます。19世紀から受け継がれている理念に基づいて設計されたムーブメントには伝統と現代の技術による革新が組み込まれています。トレンブラージュダイヤルと同じジャーマンシルバー製の支柱構造を持つプレートに、丁寧に面取りされたエッジや手作業でポリッシュ仕上げを施されたパーツの一つ一つが際立ちます。プレートに筆記体で手彫りされたブランド名は時計職人グロスマンが製作した懐中時計のオマージュです。テンプ受けとガンギ車受けにも花模様のエングレービングが手彫りで施されています。

世界に1本だけの限定モデル

トレンブラージュ15thバースデーエディションは世界に1本だけの特別なリミテッドモデルです。

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