モリッツ・グロスマンがブランド創立記念を祝し 「ベヌー・トランブラージュ」を発表

伝統的なエングレービングの技法がモリッツ・グロスマンの創立13周年を記 [...]

伝統的なエングレービングの技法がモリッツ・グロスマンの創立13周年を記念し発表となります。トランブラージュと名付けられた彫刻技術を用いた新作「ベヌー・トランブラージュ」は古典的なデザインと現代の技術を結び付けました。この記念モデルはローズゴールドとステンレススチールケースの2つのバリエーションよりお選びいただけます。

TREMBLAGE on film – discover the details of the TREMBLAGE in close-up

YouTube

By loading the video, you accept YouTube's privacy policy.
Read more

Load video

トランブラージュ仕上げを施す彫刻家の工房には、金属に装飾を施すための数々の工具が揃えられています。モチーフを形作りその表面に洗練された装飾模様を施すには職人の高い技術が必要とされます。

Moritz Grossmann TREMBLAGE in rose gold and stainless steel

彫刻による装飾技術は数千年前より培われてきました。伝統的な技術は絶えず磨かれ続け、トランブラージュという新たな技法を確立しました。ポール・ハンフとロバート・ヌーベールにより100年以上前に発行された「Anleitung zur Erlernung der Gravierkunst(彫刻芸術のための指南書)」の中にも「トランブラージュ」と呼ばれる技法について記されています。二人の著書によると、エングレーバーはビューリンと呼ばれる工具の角を地板に押し当て、そのまま前後左右に細かく動かし続けます。この技法はその動作が表す通り、フランス語で「震え」を意味する「トランブラージュ加工」と呼ばれるようになりました。トランブラージュ彫刻を施すためには、繊細で時にダイナミックな動作を絶えず相応の力加減で続ける必要があります。均一な仕上がりを得るためには、多くの忍耐と熟練した経験を要します。

モリッツ・グロスマンの新作は印象的なざらつきのあるマットな質感のダイヤルを用いた特別なアニバーサリーモデルです。ジャーマンシルバー製のダイヤルには、いくつもの専用工具を使い分けて仕上げる、伝統的な技法を用いた最上のエングレービングが施されています。

ジャーマンシルバーに施される精微なハンドエングレービング

ダイヤルに用いられるジャーマンシルバーは銅・ニッケル・亜鉛の合金であり、ヴィンテージウォッチにも多く用いられています。表面加工をしていないジャーマンシルバーは、歴史ある時計にも見られる独特の色合いを持っています。ダイヤルの立体的なトランブラージュ装飾がヒストリカルな雰囲気をさらに強めます。アラビア数字のインデックスとスモールセコンドのスケール、そして1875年にモリッツ・グロスマンが用いた「M. GROSSMANN」のロゴがくっきりとダイヤルに浮かび上がります。これらはダイヤルと一体になり、文字盤はロゴ、インデックスやスケールのラインに沿って彫られています。シャープに仕上げられたエッジは際立ち、数字や文字の表面部分にはポリッシュ仕上げが施されています。

その後、ダイヤルには精巧なトランブラージュ模様が彫られていきます。完成までに非常に多くの時間を要するこのダイヤルは、卓越した技術を持つグラスヒュッテのエングレーバーの手で一枚一枚丁寧に手仕上げされていきます。

トランブラージュダイヤルは気品のある優美な仕上がりです。細かく隆起したダイヤルが光の反射を和らげマットな質感を生み出し、インデックスなど丁寧に磨かれた部分と見事なコントラストを成します。

モリッツ・グロスマンの伝統と革新

トランブラージュダイヤルに用いられる熟練した技術を要する伝統的技法はモリッツ・グロスマンの哲学と合致しています。ブランドの復活より13年間、モリッツ・グロスマンは卓越したムーブメントと洗練された機能を有する魅力的なコレクションを発表し続けています。新たなアニバーサリーモデルとなるベヌー・トランブラージュもこの伝統を受け継いでおり、細部にまでブランドの特徴が表れています。グロスマンを代表する手仕上げされた繊細な針は古典的な製法で一本一本焼き戻されており、ローズゴールドケースにはブラウンバイオレット針を、そしてステンレススチールモデルにはブルースチール針をそれぞれ合わせました。

グロスマン・ウーレン社CEOクリスティーネ・フッターは次のように話しています。「ベヌー・ヘリテージコレクションにトランブラージュが新たに加わります。現代にまで受け継がれてきた職人たちの技術を用いたコレクションを発表できることをとても嬉しく思います。私たちの作品は「Schönstes deutsches Handwerk」 – 「最も美しいドイツの職人技」というブランドの信念を踏襲したユニークピースです。」

洗練された自社製キャリバー100.1

美しいトランブラージュダイヤルの裏側からは、自社製手巻きムーブメント キャリバー100.1の精微な仕上げを見ることができます。時計職人グロスマンの精神に基づいて設計されたムーブメントには伝統と現代の技術による革新が組み込まれています。職人による精密な調整を実現する自社製のテンワは空気抵抗を最小限に抑えるよう設計されており、高い運動エネルギーを保ちます。

ダイヤルと同じジャーマンシルバー製の支柱構造を持つプレートに、丁寧に面取りされたエッジや手作業でポリッシュ仕上げを施されたパーツの一つ一つが際立ちます。プレートに施された幅広のリブ模様へ手彫りされるブランド名は、モリッツ・グロスマン自身が製作した懐中時計へのオマージュで、テンプ受けとガンギ車受けにも手彫りの花模様があしらわれています。

角穴車の三段のサンバースト仕上げ、軸受けに用いられるホワイトサファイア、そしてゴールド製のシャトンとそれを留めるブラウンバイオレットカラーの平型ネジなど、ムーブメントの隅々にまでモリッツ・グロスマンの職人による繊細な手仕事を見ることが出来ます。

ケースバリエーションとストラップカラー

ケースカラーに合わせ、18Kローズゴールドケースモデルにはダークブラウンのアリゲーターストラップを、またステンレススチールケースモデルにはブルーのアリゲーターストラップを合わせました。

モリッツ・グロスマンのオンラインブティック

新作モデルも含め、モリッツ・グロスマンのコレクションはオンラインブティックにてお求めいただけます。

バック