ピュアな明快さ

CALIBRE 202.0

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ムーブメント

脱進機

緩急調整機構

輪列

The barrel house storage

ムーブメント

キャリバー102をもとにした、ピュア・フィニッシュの薄型キャリバー202.0は、明快な美しさが目を惹きつけます。洋銀製プレートにはガラス粒でサンドブラスト加工をほどこしました。またモリッツ・グロスマンを象徴するホワイトサファイアは敢えてシャトンを廃して5分の3プレートに直接埋め込まれ、スチールの色を活かした平面仕上げのネジが用いられています。モノクロの簡素美が強調され、最高のムーブメント装飾技術を誇るモリッツ・グロスマンの自社製テンプに焦点があたります。

脱進機

すでに19世紀には、モリッツ・グロスマンは6歯の小さなカナが動力伝達に好ましくないことを認識し、これを回避するために16歯のガンギ車を用いていました。この考えがキャリバー202.0に搭載された脱進機を構築するヒントとなっています。小さめのテンプのために周波数が高めであることから、この脱進機には細くクラシカルな形の18歯を備えたガンギ車がつけられました。

緩急調整機構

グロスマン製テンプには交換可能な質量ネジが4本ついています。これによって最初のヒゲゼンマイへの調整が行われます。さらに可動式の2本の調整ネジによって周波数を微調整します。テンワの周囲には均等に22個の穴が開いており、最終的にこれを削ることで、仕上げをほどこした部品の表面に目に見える傷をつけることなくテンプのバランスを取ることができるのです。

また、ケースバックを外せば緩急針に手軽に触れることができ、テンプに負担をかけずに日々の歩度調整を確実に行うことができます。

輪列

ムーブメントの緩急調整は香箱に始まることを説いたグラスヒュッテの調整師アルフレート・ヘルヴィヒの考えに基づき、香箱に端を発してキャリバー202.0の輪列では新しい道が開拓されました。動きをスムースにすると同時にエネルギーを節約し、より高い精度を追求するために、香箱には両側に受け石のある軸受けを用いています。

The barrel house storage

香箱は通常、香箱と角穴車の間に位置する二番車で輪列を直接動かします。ムーブメントの高さを抑えて輪列のスペースを全体で最適に使うため、テフヌート・キャリバーの二番車はムーブメントの別の場所に配置されています。香箱の動力エネルギーは一つのカナから伝え車に伝わり、そこから実際の二番車に伝わります。

輪列に長期間に渡る輝きを約束するのは、銅・ニッケル・亜鉛からなるARCAP合金です。

技術仕様

ムーブメント

自社製キャリバー202.0、手巻き、5姿勢調整

特徴

質量ネジ、調整ネジおよび平ヒゲのついた耐震軸 受のテンプ、振り石はテンワに統合/平ヒゲ/振 り座と統合したテン真/微調整ネジによる緩急 調整機構/5分の3プレート・支柱・個別に取り 外し可能な巻き上げ機構/表面加工をしない 洋銀のフレーム基部/グラスヒュッテ式コハゼ装置 (改良型戻し機能付き)/両側軸受けの香箱 (エネルギーバランスを最適化)/ARCAP合 金の輪列/18歯のガンギ車を搭載した自社設 計脱進機

機能

時、分

部品数

188 個

石数

26石

脱進機

アンクル脱進機

調速機

質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ

テンプ

直径: 10.0 mm テンプ振動数: 21,600振動/時

パワーリザーブ

完全巻き上げ状態から約48時間

操作

リュウズ(巻き上げおよび時刻設定用)

ムーブメントサイズ

直径: 26.0 mm 厚さ: 3.45mm

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